演劇には演出家という人が必ず存在します。
演出家というのは、オーケストラで言う指揮者のことなのです。
演出家の役割というのは、自分が頭に描いている演劇のイメージというのを、役者や道具、音楽などを使って表現をしていくことです。
演出家は、自分が頭に描いているイメージを役者やスタッフなどに伝えなければならないのですが、自分が頭で理解していることを他の人にも理解してもらうように伝えなければなりません。
しかし、演出家の方の指示というのは、抽象的な表現であることが多いのです。
「大体こんな感じ」、というような曖昧な指示をすることが多いのです。
例えば、「あなたの事が好き」というようなセリフがあった場合、強く気持ちを伝える表現をして欲しい、というような要望をしたり、寂しそうな感じが伝わる表現をして欲しい、というような要望をすることがあります。
同じセリフであっても、演出家の方が描いているイメージに合わせて役者は役になりきり、演出家が目指している物語を作りあげていくのです。
役者は演出家の言いなりにならなければならない、自由に演技をすることが出来ない、そんなふうに思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
役者も演じていて「おかしいな?」と思うようなことがあれば、演出家に話をして演技の仕方を変えることも出来ます。
演出家と役者は立場に関係なく、話し合いをしながら1つの作品を作りあげていくものなのです。
演劇に関わる仕事がしたいという方の中には、演出家になりたいという方もおられるでしょう。
演出家になるために、必ずしなければならないようなことはありません。
自分の感性というものが、演出家には大事になってくるのです。
感性を磨くためにも、他の方が演出されている演劇を見て勉強をしなければなりません。
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